版画アーティストDamon & Kyokoインタビュー'版画'を通じた日豪文化交流の実現
【Profile】 日本で生まれ育ち2002年オーストラリアに移る。RMITで Bachelor of Fine Art in Printmaking、Diploma of Visual Arts、Certificate in Foundation Studies Art in Design and Communicationを所得。 Bus Projects、Port Jackson Press、 McClelland Gallery & Sculpture Park、京都市美術館、国立新美術館を含むアジア太平洋各地で作品を展示。 彼女の作品はRMIT、Sydney College of Artsや the National Gallery of Australiaにも展示されている。詳しくはwww.kyokoimazu.com
【Profile】 Victoria College of the Arts (VCA)、Glasgow School of Art、 RMITのAdvanced Bachelor of Fine Art, Honours in Printmakingを取得。 2000年に卒業後、国内外で作品を展示。科学や考古学の分野でのイラストレーターや法廷画家としても活躍。 北アフリカ、西アジア、中東を渡り歩く中で出会った空や大地の色やイエメン、ジブチ、エチオピアの建築様式は彼の作品に大きな影響を与えた。 数々の賞を受け、ラホールやカラチでデッサンや版画を教えた経験も持つ。 詳しくは www.damon.tk
-版画の魅力とは? 実際は色んなことをやってきましたね。スケッチも彫刻、写真も。 Damon:生活の周辺にある全てですよね。旅先で見た物事、鑑賞した映画、落書きなんかもそうですよ。 Kyoko:私は日本の江戸時代の妖怪画集等を特によく読みますね(笑)。
Damon:私は世界中を渡り歩いていますが日本に行くのは今回が初めてなんです。ですので非常に楽しみにしています。 その他では日本では3週間ほどの滞在で、2012年、2013年での展示会実現に向け多くの人と話をしてくるつもりです。今回の滞在のための活動では無く、先に繋がる活動ができたらと考えています。
Damon:以前私がお世話になっていたスタジオがリノベーションをするということでその際に建物の壁に5000枚の版画を約20mに渡って貼りつけさせ
てもらったんですよ。そしたらその作業中に一人の男性が声を掛けてきて、「あなたの版画でうちのお店をデコレートしてくれないか?」と。
-初めての6月24日の展示会を前にして・・・ とても楽しみにしていますよ!2人で展示会を行うのは今回が初めてですからね。 それから在メルボルン日本国総領事代理である小竹康史様から展示会のオープニングで 日本とオーストラリアの文化と芸術交流について等のお話を頂けることになっています。
思いつく目に見えるモノ全てですね。 それにたった一つのテーマに限定してしまうよりも面白いと思うんですよね。 この展示会ではもちろん多くの方々に私たちの作品を評価いただくことにありますが、一方で来場者の方々が私たちの作品を見て「おもしろいなぁ」と笑顔でいてくれると、それがまた格別に嬉しいですよね。
1人ではなく2人だからこそ表現できる世界を体感してもらいたいですね。 Damon:例えばこの作品なんかもまずは私がカニの爪の画をKyokoに渡したんです。 この画もそうですね。 時には自分で手掛けたにも関わらず、何かが欠如していたり、感覚で気に入らないものもあるのですがそういった場合は相手の感性(?)に委ねることでまた新たな世界が生まれるんですね。
Damon:世の中には好きなこと、嫌いなことがあると思うのですが、私はその好きなことをしているだけですね。 Kyoko:小さいころから画を描くことが好きで。この年になってもただ辞められなかっただけですね(笑)
Kyoko:2年間に及ぶ共同版画作品の展示会です。
そんなDamonさん & Kyokoさんが共作開始後初の展示会が6月24日からKewにあるDaley Galleryにて開催。 版画アートを通じた日豪文化交流を目の当たりにしよう!
Damon Kowarsky & Kyoko Imazu Collaborate ◆開催日◆ 2011年6月24日(金)~7月17日(日) |